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E30 M3 CLUB

全国120名ほどの E30 M3 CLUB のご紹介

Vol.7 「お店を始めて...」

残暑お見舞い申し上げます!
本当に暑いです!M3と身体は年々「年」を重ねて辛くなるばかりです。 さて今回は私がお店を始めて、M3クラブメンバー以外の
様々なお客様(E30 M3限定)がご来店したエピソードをお話します。

どこのショップでもそうですが、ショップ販売している製品を自信を持って販売する のは当たり前です。私もそうですが、しかし中には、「これは駄目だ」と想った事もあります。事実E/Gオイルにしても当初は2メーカーラインアップで頑張っており ましたが、片方のメーカー製が宜しくない事が判り、直ぐにNGでした。 やはり実際に使用してみないと、分からない部分は多分にございます。 先日も上越方面から初めてのお客様で、一通り車を点検して何処で整備したか 一発で当てました。(別段大した事は無いですが!)自分でお店始めて「この修理は」「この商品販売は」と様々なショップがありますが、 関東では有名専門ショップをいうと僅か数店舗なので直ぐにわかります。 専門ショップ様のカラーと言えば、そこまでですが…

私の場合は、基本に忠実に良い物をドンドン使いたい方なので、先ずは基本から出発です。
お話がそれましたが、上越方面のお客様作業以来は当初、オルタネーターアジャストバー交換とE/Gオイル交換でした。 その他、無料点検でお約束の箇所不具合はありましたが、今回は
お客様の要望で前期修理のみはずでしたが、 ここで問題発生!
兼ねてから「ベルト鳴き」を指摘していて全然改善されなくて、 こちらへ入庫されたのですが、オルタネーターアジャストバーを取り外したら 何と!フロントエンジンカバー(ウォーターポンプが付く所)アルミ製の オルタネーターアジャストバーと共締め箇所が「ポッキリ」折れてまして@@!
アジャストバーを取り外した瞬間、「ポロッ」と下へ落ちました。
これは大変だ~!状態でした。実はこのフロントカバーは厄介でして…
本来の修理はシリンダーヘッドを下ろさなくてはできないのですが、 お客様の経済的理由で少々、「荒治療」で修理します。 それより、なにより、この箇所が2007/2に廃盤になり、部品としては、もうありません。(メンバー皆様も気をつけて!)先日も、静岡の大御所!大先生!から連絡が着た次第です。

で、こうなった原因として考えられるのは?
1.以前にウレタン強化B/Cを入れていた。
2.地元ディーラーでオルタネーターリビルト新品に換えられてしまい以前はBOSCH製だったが、Valeo製になってしまい
しかも!これがB/C(4箇所)を使わないリジッドタイプ直付けタイプに変更されてました@@!
これも驚きです!どうして、こんな商品をBMW Japanは判っていて販売するのか不思議です!
前例でも、エアコンでR134aレトロフィットキットでも同じ事が言えます。以上、上記が考えらると思います。

メンバー皆様もお分かりで、純正部品(対策品)肌色ブッシュを使っていれば今回の様な事例は先ず(100%)起こりません。
予断ですが、今回お客様は折角ディーラーでリビルト新品オルタネーターを交換しましたが、同じ結果になるのでBOSCH製のリビルト新品B/C入れ替えで 作業する事になりました。で?結局ベルト鳴きはP/Sベルトアジャストバー調整の ギアが「ナメテ」まして調整不可能としっかり固定されて無かった事が判明しました。直ぐに注文でしたが、お約束の「SO」でした。
こんな感じで色々な事、様々なトラブルが発生する度にE30 M3は奥深く、日々、勉強させられております。

それでも!BMWメーカー(AG)は「ネオヒストリック」になりつつあるE30 M3の部品も一応、考えてくれている様で、例えば、ここ最近サーモスタットに繋がる「三叉ホース」なんかはきちんと対策品にいつのまにか?変更されておりました。
ここら辺は流石はヨーロッパ企業というか、自動車メーカーの根底から考えが違うのでしょうか?!

今回は少々、長くなりましたが、では、また!